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病棟看護師

看護師界の憂鬱!リーダー業務の役割とスムーズにこなす3つのコツ

※本ページはプロモーションが含まれています。

さあ、いよいよあなたもリーダーデビューよ!!

そんな宣告は突然やってくるかもしれません。

 

看護師になって3年目くらいになると始まるのが、リーダー業務ですよね。

 

今までは「困ったことがあったら、リーダーに相談」でよかったのが、今度は相談される側になる。

 

自分が解決しなくてはならないわけです。

 

責任重大なリーダー業務は誰もが憂鬱になるお仕事ですが、リーダー業務は看護師として成長できる機会でもあります。

 

それに、うまくこなせるとやりがいもあるし、うれしくなっちゃったりもしますよね。

 

この記事では、リーダー業務に不安を感じているあなた、うまくいかないと悩んでいるあなたに、リーダー業務を上手に楽しくこなすコツをご紹介していきますね。

 

 

リーダー看護師の役割

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病棟の司令塔

その日の業務を取り仕切る役割、これが最も重要です。

 

みんなの業務の進行状況、患者さんの状態把握、他部署との連絡などを行いながら常に全体像を把握し、指示を出していくわけです。

 

例えば、今この人は処置に入っていて手が空いていないから、時間が空いているこの人にお願いしよう!というように、スタッフの手の空き具合を見ながら上手に業務を振り分けていきます。

 

医師との橋渡し

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医師からの指示を受け、受け持ちの看護師に伝達するというのも大切な役割の一つです。

 

なぜその指示が出たのかを理解できていないと、正確に指示を伝えることが出来ないし、その指示が正しい指示であるのかも判断できません。

 

言われたことをそのまま、伝書鳩のように受け持ちに伝えるだけではダメなのです。

 

特に新人に指示を伝えるときには、より分かりやすく伝えてあげることも大切ですね。

 

医師の回診の介助につくのも、リーダー業務の一つとしているところも多いと思います。

 

回診の介助では、医師の話を患者さんが理解できているか確認し、補足説明をすることも大切です。

 

外科の回診だと傷の処置やガーゼ交換があるので、包交車から正しい物品をタイムリーに出して医師に渡せるかというのもポイントになります。

 

これは経験を積んでいかないと戸惑うことが多いかもしれませんが、覚えれば出来るようになります。

 

こうした医師とスタッフ、医師と患者さんの橋渡し的存在となるのもリーダー看護師の役割の一つです。

 

他職種との連携

私が勤めていた病院の場合だと、病棟の電話はリーダーが持っているPHSに転送され、すべてリーダーが受けていました。

 

そうするとリハビリ室や検査室、地域連携室、薬局…様々な部署から連絡がきます。

 

・○○さんを検査室へ。

・○○さんの薬に関してなんですが…

・○○さんのリハビリ終わったんで、お迎えお願いします。

 

リーダーは情報共有、日程調整、時間調整、1人の患者さんを取り巻くあらゆる職種との連携を図っていきます。

 

電話の内容はすぐにメモするようにしましょう。

 

立て続けに電話がかかってくると、2つ前の電話の要件なんてすぐに忘れます(笑)

 

新人看護師の相談役

先輩のフォローも外れ、独り立ちした新人看護師にとって、リーダーさんは頼れる相談役です。

 

「困ったときはリーダーに相談せよ」というのは新人指導の鉄則ですよね。

 

新人自ら相談してくる場合はいいですが、中には自分から困っていることを相談できず、抱え込んでしまう人もいます。

 

そういう新人の困っていることをキャッチしてあげられるよう、アンテナを張ることも必要です。

 

しばらく検温から帰ってこないとか、廊下を走り回っているなとか、焦った顔をして慌てているなとか、見ていれば自然とわかると思います。

 

そういう時に「大丈夫?」と聞くのはNGです。

 

自分から困ったことを伝えることが出来ない人は、たとえ大丈夫じゃなくても「大丈夫です。」と答えてしまいます。

 

「今、何をしているところ?」とまずは現状把握から始めましょう。

自分のことを気にかけてくれていると新人が感じれば、自然と困っていることを相談しやすくなります。

 

リーダー看護師の業務内容

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リーダー看護師は、受け持ち看護師とは全く違う動きをします。

 

具体的な仕事内容で代表的なものを挙げて、ポイントと共にお伝えしていきますね。

 

情報収集

まず、行わなければならないのが情報の集約です。

・前日から当日にかけて変化のあった人

・新しい治療や検査がある人

・前日や当日に手術を受けた人 等を中心に情報を集めます。

 

受け持ちほどカルテを読み込む必要はありませんが、ポイントをかいつまんで情報を取ること。

 

そして、受け持ちからも報告を聞くことは大切ですが、まずは自分の目でも患者さんを見て観察しておくことは大切です。

 

時間がなくとも、せめて状態が悪くなっている人のところには足を運んで、自分の目で状態を確認した方が、正確な状態把握が出来ます。

 

メンバーからの報告を受ける

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午前の検温を終えると、状態変化がある人を中心にメンバーから報告が上がってきます。

 

その中で医師の指示を仰ぐ必要のあるもの、他職種に相談するもの、上司に報告すべきものなどを判断します。

 

受けた報告を基に、医師や他職種との情報共有・指示の伝達を行いますが、タイムリーな報告が来ないと後々の仕事に響いてきます。

 

もしメンバーが報告しに来なければ、仕事が行き詰っている可能性もあるので、待つのではなく、自分から声をかけたりした方がいいでしょう。

 

指示受け 

指示受けで最も重要なことはその指示がなぜ出ているのか、どんな意図があるのかを明確にしてから受けることです。

 

もし意図が分からないときは、必ず医師に確認をしましょう。

 

リーダーを始めたばかりの頃は、先生に話しかけるのさえ勇気がいりますよね…

 

でも、こんなこと聞いたら怒られないかなと考えるより、分からない指示をそのまま伝える方がよっぽど怖いです。

 

指示を出した医師に直接確認するのがベストですが、どうしてもその医師に聞くのが難しかったり、不在だった場合には他の医師に相談してもいいと思います。

 

とにかく自分一人で抱え込まず、誰かを巻き込んで解決していきましょう。

 

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申し送り

1日をようやく無事に終えられそうだと思っても、最後の難関が申し送り。

 

日勤から夜勤への引継ぎです。

 

ここでもまた、夜勤が怖ーい先輩だったりするとプレッシャー半端ないですよね。

 

大切なことは簡潔明瞭に!ということです。

 

今日起こった出来事を、日記を読むかのように全部伝える必要はありません。

 

大事なのは、今の状態と昨日や今朝との状況の違いです。

 

更に重要なのが、夜の対処法です。

 

なので、指示を受けるときにも夜のことまで考えて、指示を受けるようにした方がいいですね。

 

カンファレンスの司会

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チームカンファレンスの司会進行役を担うのも、リーダー業務の一つです。

 

意見をまとめたり、いい意見が出なければ意見を求めたりしなくてはなりません。

 

これもまた憂鬱ですよね。

 

意見が全然でなかったりするとどうしていいか分からないし、先輩ばっかりの意見で終わってしまわないように、新人からも意見を引き出さなくちゃいけなかったり。

 

大事なのは、出てきた意見に対して否定しないことです。

 

否定されてしまうと、次の意見を出しづらくなってしまいます。

 

新人さんがちょっととんちんかんな意見を言っても、一旦は意見を出してくれたことを認め、こういう考え方はどうだろうかという提案をすると、次の意見につながりやすくなります。

 

リーダー看護師に求められているものとは

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リーダーシップ

まずはみんなをまとめて指示を出す、統率力が大切です。

 

メンバーの中には、あなたよりもずっと経験豊富な年上の先輩もいるでしょう。

 

そういう人にも臆せず指示を出し、動いてもらわなければなりません。

 

これが案外難しいんですよね。最初のころ、最も悩むところかもしれません。

 

でもリーダーが自信なさそうにしてたら、誰もついて行きません。

 

自信を持って先輩であっても、これはお願いしますって言い切っちゃった方がいいと思います。

 

コミュニケーション能力

リーダーは看護師同士だけでなく、医師やそのほかの他職種たちとも連携していく役割が大きくなります。

 

様々な職種の人たちと上手く連携をしていくためには、相手に伝わりやすいように話すこと、相手の話をよく聞くことが大切です。

 

まずは大事なことは復唱する、メモを取るなど基本的なことからやっていきましょう。

 

笑顔

リーダーって、かなり忙しいです。

 

先生からは「リーダーさん、○○さんの処置したいんだけど。」と気軽に言われ、電話は鳴りやまないし、新人は困った顔してこちらを見ている。

 

そんな時は忙しさのあまり、今話しかけんなよオーラを放ってしまいたくなりますよね。

 

でも、リーダーがそうやって話しかけづらい顔をしていると、ますます仕事は回らなくなってしまいます。

 

新人さんは「リーダーさん今忙しそうだから、報告は後にした方がいいかな…」なんて考えて、去って行ってしまいます。

 

そうなると必然的にみんなの仕事が後回しになり、結果、仲良く残業です。

 

効率よく仕事を回すためにも、笑顔で対応することは大切です。

 

どんなに忙しくて余裕がなくても、無理やりでも笑ってみると、少し自分の心にもゆとりが出てくるものですよ。

 

リーダー業務を上手にこなす3つのコツとは

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1.情報の管理

リーダーは情報が命。情報管理をする上でオススメなのは、付箋を活用する方法です。

 

自分がやらなくてはいけないこと、確認しなくてはいけないことをどんどん付箋に書いて、自分の作業スペースや情報収集した用紙などに貼り、終わったら捨てる。

 

先生から受けた指示をメンバーに伝えるときも、付箋は大活躍です。

 

紙に書いた方が絶対忘れないですし、情報も確かです。付箋であれば、どっかにいっちゃったという事も防げます。

 

また、効率よく情報を受け取るというのも大事です。

 

タイムリーに報告を受けて医師に伝えないと、指示受けまでに時間が掛かってしまったりして結果、必要な処置を患者さんに行うのが遅くなってしまいます。

 

一つ間違えれば、患者さんに不利益をもたらすことにもなりかねないですし、業務時間内に仕事が終わらず、残業を増やすことにもつながります。

 

2.コミュニケーション

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上手にリーダー業務をこなすために大事なのが、コミュニケーションです。

 

リーダー業務をしているときだけではありません。

 

普段からよくコミュニケーションをとるようにすることで、いざリーダー業務をやるときにスムーズにできます。

 

看護師同士ももちろんですが、他職種とも同じです。

 

普段から話をしていれば、何かちょっとしたことを聞きたいときにも躊躇なく連絡することが出来るようになるはずです。

 

こんなこと聞いたらまずいかな、これはこの人に言ってもいいのかな、そんなふうに思いながら人に連絡するのってストレスだし、やっぱりためらっちゃう。

 

自分の仕事を楽にスムーズに行うために、日頃からのコミュニケーションを大事にするというのも必要だと思います。

 

3.時間の管理

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情報の管理と並んで大切なのが、時間の管理。

 

みんな時間通りに業務が進んでいるのか、お昼休憩は取れているのか、そういったことを把握し、うまく調整することができると、みんなからあの人がリーダーだとやりやすいなと思ってもらえます。

 

特に新人や経験の浅い看護師は、時間管理が苦手です。

 

一生懸命やっている間に、気が付いたらこんなに時間が過ぎていた!なんてこともしょっちゅう。

 

しばらくナースステーションに帰ってこない新人がいたら、様子を見に行くと、仕事が溜まり過ぎないうちにキャッチすることが出来ると思います。

 

リーダー業務を楽しくこなすには

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リーダー業務は忙しいし、責任重大だし、とにかく憂鬱でしかない!

 

そう思っているあなたに、リーダー業務を楽しくこなしてもらうために、ちょっと発想の転換を提案したいと思います。

 

リーダーはその日の主役

リーダーの采配次第で業務の効率が変わるなんて、プレッシャーが半端ない!

 

そんな時は、ちょっと考え方を変えてみましょう。

 

日勤リーダーとなったあなたは、今日その病棟の主役です。

 

あなたは今日、誰よりも目立って輝いています。

 

さぁ、思う存分あなたの存在をアピールしましょう。

 

主役なんて柄じゃないなんて言わないで。

 

時には華々しいスポットライトを浴びてみるのもいいのでは?

 

リーダーって目立つんですよね、どうしても。

 

上司からも評価を受けやすいし、先生たちの中にはリーダーをやるようになって、やっと看護師の顔と名前を覚えるって人もいますから。

 

目立つのは嫌だと感じる人もいると思いますが、せっかくだったら自信を持って仕事をした方が楽しいと思うんですが、いかがでしょうか。

 

お願い上手になろう

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指示を出すと思うとプレッシャーに感じてしまうのであれば、お願い上手になるといいですよ。

 

いろいろコツがあると思いますが、先輩や目上の人にお願いするときには私、困っていますアピールが効果的だと思います。

 

困っているから助けてください!って感じにお願いすると「仕方ないなぁ」って協力してくれる人、多いと思います。

 

先生には‘先生にしか頼めない攻撃‘が有効かと思います。

 

「○○先生にしかこんな事頼めないんだけど」なんて前置きすると、自分の能力を認められてる感も出るし、特別感もあって聞いてもらいやすくなる気がします。

 

でも、変な勘違いをされないように気を付けてくださいね(笑)

 

後輩へのお願い事は、少し気を付けましょう。

 

後輩は先輩からの頼まれごとは断りにくいと感じます。

 

たとえ自分の仕事が終わってなくても、頼まれると断れず、抱え込んでしまいがちです。

 

本当にこの後輩に頼んで大丈夫かどうかの見極めが大切です。

 

指示受けは成長のチャンス!

指示受けでミスをしないか不安ってよく聞きますが、確かに先生からの指示を見落としたり、間違った指示をそのまま受けてしまわないか、不安になるものですよね。

 

でも、なぜこの指示が出たのかを考えたり、指示の確認のために先生と話をすることは自分の成長にもつながります。

 

なんとなく近寄りがたかった先生も、話をしてみれば印象が変わるかもしれません。

 

それに先生から得られる知識って、参考書には載ってないようなこともたくさんあります。

 

指示の意味が分かれば、治療のことも深く理解することが出来るし、自分の看護にも活かせます

 

完璧を目指さなくていいんです。もちろん、ミスはない方がいいに決まっています。

 

でも自分ですべて背負わなくても、看護はチームで行うものです。

 

リーダーであっても判断を迷うものは、ベテランの先輩に相談する等していきましょう。

 

リーダーシップを取れるようになると、転職にも有利!

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リーダー業務を始めたては、大体みんな自分には向いていない、荷が重いと感じます。

 

でも慣れてくれば、うまく病棟を回せるようになってきます。

 

またリーダーをすることで、視野も広がり、受け持ち看護師がどういう動きをしたらよりチームワークよく働けるのかということも分かってきます。

 

リーダー経験があるとすぐに即戦力として活躍することができるので、条件のいい病院に就職しやすくなるというメリットもあります。

 

給料も大幅にアップする可能性もあるので、将来のことを考えて普段からより条件のいい職場を探しておくのも大切です。

 

同じ仕事内容で給料が全然違ったら、もったいないですからね。

 

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あなたもリーダーデビューをして、看護師としてのスキルにまた磨きをかけていきましょう。

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