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看護師の単発派遣で多い訪問入浴ってどんなお仕事?給料・やりがい・服装は?

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看護師の単発派遣の中でも、一番案件が多い訪問入浴。

 

派遣の案件の中でも比較的時給が高く、1日でしっかり稼げそう。

でも時給が高いってことは大変なんじゃないの?拘束時間も長そうだし。

そんなイメージもあって、興味はあるけどなかなか手を出せないという人も多いのではないでしょうか。

 

今日はそんな気になる「訪問入浴のお仕事」について詳しくご紹介していきますね。

 

訪問入浴とはどんなサービスか

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訪問入浴って聞いたことはあるけど、正直どういうものなのか、どんな仕組みで提供されているサービスなのかを正確に把握している人は少ないかもしれません。

 

まずはサービスの仕組みからご説明しましょう。

 

介護保険と訪問入浴

訪問入浴介護サービスは、介護保険で受けることのできるサービスの一つです。

 

このサービスを利用する人は、介護認定を受けて要支援又は要介護の認定が出ている人。

 

つまり、利用者は65歳以上の高齢者がほとんどということになります。

 

このサービスと似ているのが訪問介護の入浴介助です。

 

これは訪問介護員の人が利用者さんのご自宅に行って、自宅のお風呂場での入浴介助を行うサービスです。

 

それに対し、訪問入浴はご自宅のお風呂場まで移動したりすることが困難且つ、通所施設などに通って入浴することも難しい方のために、寝室などのお部屋の中に浴槽を持ち込み、入浴を行えるように手伝いをするサービスです。

 

そのため、比較的介護度が重めの方が利用されています。

 

訪問入浴の効果

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日本人はお風呂が大好き。

 

お風呂に入れると、それだけでリラックスできて笑顔が増えますよね

 

入浴は血液循環を促したり、水の中だと関節に負担をかけずに可動域を広げるなどのリハビリが出来たりもします。

 

全身観察の機会となり、褥瘡の早期発見にもつながります。

 

訪問看護を利用していなかったとしても、看護師が定期的に健康状態をチェックする機会にもなります。

 

訪問入浴を利用される方は寝たきりレベルの人が多く、外出もきない方がほとんどです。

 

家族以外の人とコミュニケーションをとることだけでも刺激になりますし、訪問入浴を生活の楽しみにされている方も多いのです。

 

また、ご家族にとっても介護について相談をする機会になったり、看護師や介護員にみてもらえるという安心感が得られたりとご家族にとってのメリットもあります。

 

そう、つまりこのサービスはとても満足度が高く、利用者とその家族から感謝されることが多いサービスなんです。

 

そのため、看護師としてもとてもやりがいが持てる仕事でもあります。

 

訪問入浴サービスの構成要員と役割

基本は看護師1名、介護員2名で自宅に出向きます。

 

お部屋に浴槽を運ぶのは重労働なので、1名は男性であることも多いですね。

 

看護師は健康状態の確認をして、入浴可能であるかの判断が主な役割であり、その他入浴後の健康状態の確認や軟膏塗布などの処置を行う役割があります。

 

入浴の介助も介護員と一緒に行います。

 

介護員2名は入浴の準備から更衣、入浴介助、後片付けを行う役割があります。

 

こういった役割分担のもと、流れるような連携プレーで入浴介助を行っていきます。

 

1軒あたり40分から60分程度ですべての工程を行い、1日当たり6~7軒あたりの利用者さんのお家をめぐります。

 

なかなか慌ただしそうですね。

 

訪問入浴の求人案件

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派遣のお仕事で気になるのが、お給料ですよね。

 

訪問入浴は比較的高時給と言われますが、具体的にはどれくらいでしょうか。

 

待遇・条件

お給料

時給1800円~2200円

 

事業所によって多少の差があります。また、直前になると時給もあがります。

 

勤務時間

8時30分~18時または9時~17時30分が多いです。

 

1時間程度の残業が発生する場合もあります。

 

待遇

最寄り駅集合・解散の事業所と事業所に集合・解散の2パターンあり。

 

制服貸与のあるところ、服装制限があるところあり。

 

残業代はきっちり払ってくれるところが多いです。

 

持ち物・服装

ユニフォームを貸与してくれるところはいいんですが、そうでない場合、白衣というわけにもいかないので、大体が動きやすくかつジーパンではないズボンと、Tシャツやポロシャツを着てくるように指示されることが多いです。

 

靴下は白だと汚れが目立つので、濃いめの色がいいです。

 

靴は脱ぎ履きしやすいものがいいです。

 

運動靴でもいいですが紐靴は取れたときが面倒なので、つま先は全部覆われていて、かかとはほとんどないようなサボタイプの靴なんかがおススメです。

 

記録を書くための筆記用具と、脈拍を図るための秒針付きの腕時計も必須アイテムです。

 

昼食の準備もお忘れなく。夏場は汗を結構かきます。

 

高齢者のお宅は冷房を嫌うお家も多く、扇風機のみで頑張ってるお家もあるので、汗拭き用のタオルはあったほうがいいでしょう。

 

訪問入浴の単発派遣に入ったときの1日の流れ

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会社によって少しずつ違いはあると思いますが、主な流れをご紹介していきます。

 

朝8時30分:出勤

会社によって会社に来るよう指示される場合と、最寄り駅に集合してそのまま車に乗り込む場合があります。

 

ユニフォームなどの貸与がある会社だと着替えがあるので、会社に来るよう指示されることが多いです。

 

車に乗り込んだら早速、情報収集です。

 

1軒目のご自宅に到着する前に、注意事項や軟膏処置などの方法を確認し、3人で情報を共有するため、記録を読み上げるなどして申し送りをします。

 

9時:1軒目到着

ご挨拶をしたら早速、準備開始。

 

オペレーターと呼ばれる介護員(主には男性)がお湯の準備や浴槽を運び込んだりと浴槽の準備をしている間に、看護師はバイタルチェックと観察を行い、健康状態の確認をします。

 

特に異変がなければ、介護員のヘルパーさんと一緒に脱衣の介助を行い、3人で浴槽への移動介助を行います。

 

頭から順番に洗っていきますが、ヘルパーさんが指示をくれます。

 

入浴が終われば軟膏塗布などの処置がある人には実施し、更衣の介助を行い再度バイタルチェックをして異変がないことを確認します。

 

その間に後片付けなどをヘルパーさん達が行い、終了です。

 

ご挨拶をして次のご自宅へと向かいます。

 

その車中では、今実施した訪問入浴に関する記録の記載と次の利用者さんの情報収集を行います。

 

午前に2~3件のお宅を訪問します。

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12時:昼食休憩

事業所が近ければ事業所に戻りますが、そうでなければコンビニの駐車場などで一息いれます。

 

その間に書ききれなかった午前の分の記録の整理、次の利用者さんの情報収集も行います。

 

13時:午後の1軒目スタート!

午前同様の手順で午後も3~4件のお宅を訪問します。

 

18時:勤務終了

記録をまとめて職員さんに手渡し、貸与のユニフォームがあれば着替えて終了です。

 

ただし、利用者さんのペースに合わせて入浴介助を行うので1時間程度の残業も発生しやすいのが訪問入浴です。

 

訪問入浴のメリット・デメリット

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どんなものでもメリットとデメリットがあるものです。

 

それぞれどんなことが考えられるでしょうか。

 

メリット

  • 他の派遣案件より比較的高時給
  • 満足度の高いサービスのため利用者さんから感謝されやすい
  • 移動時間が長いこともあり、その場合は案外楽
  • 会社によっては看護師の役割がバイタルチェックと簡単な軟膏処置のみというところもあり、そういうところだと楽
  • 医療行為がほぼないので、ブランク明けでも大丈夫

デメリット

  • 移動時間が短いと慌ただしく、体力的にも大変
  • 車中で字を読んだり書いたりするので乗り物酔いをする場合がある
  • 会社によっては素手での洗体を指示される
  • 残業が発生しやすい
  • 一緒に回るヘルパーさん達と合わないと1日やりづらい
  • 利用者さんの中には毎回来る看護師が変わるので信頼感が持てず、看護師嫌いになる人もいる

 

会社の方針などによってメリットデメリットは変わってくるので、いくつかの事業所の案件をやってみて、自分に合う事業所を見つけるのがいいかもしれません。

 

訪問入浴はこんな人におススメ

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色んなメリットやデメリットがある訪問入浴ですが、それを踏まえて私はこんな人に訪問入浴はおススメなんじゃないかなと思います。

  • 1日でしっかり稼ぎたい人
  • ブランク明けの人
  • 高齢者との関わりが好きな人
  • 乗り物に強い人
  • 訪問看護に興味がある人

時給がいいし、勤務時間もしっかり丸一日なので1日やるだけでも結構稼げます。

 

その割に、医療行為が少なく専門的知識はあまり必要とされないので、ブランク明けの最初の一歩としてもいいかもしれません。

 

ゆくゆくは訪問看護の分野にも興味があるという人は、在宅で療養している人がどんな生活をしているのかを知るためや、自分が人の家に入っていく事に慣れるためにもいい経験になると思います。

 

ただし、乗り物酔いをしやすい人にとっては、ちょっと辛いお仕事になるかもしれないのでそこは注意です。

 

訪問入浴のお仕事をする上での注意点

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人の家に行き、サービスを提供する形である以上、いろいろと注意点もあります。

 

そこには病院や施設とはまた違う注意点も含まれます。

 

マナーと身だしなみ

利用者さんとの信頼関係が重要ですので、挨拶はしっかり行いましょう。

 

また、人の家に行くので脱いだ靴は揃えるとか、勝手に家の物を使ったりしないとか、そういったマナーにも気を付けましょう。

 

印象が大切なので身だしなみもしっかり整えて、信頼感が持てるような恰好で行きましょう。

 

羞恥心への配慮

自宅とはいえ、他人の前で裸になってお風呂に入るということに対する羞恥心への配慮は重要です。

 

体にタオルをかけてあげたり、速やかな更衣の介助を心がけましょう。

 

そういった小さな配慮の積み重ねが信頼感につながっていくので、とても大切です。

 

皮膚状態の観察はしっかり行い記録に残す

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自宅で生活されている利用者さんたちは病院と違い、いつでも医療者や介護者が観察できるわけではありません。

 

入浴は全身の皮膚状態を観察するまたとない機会であり、そこを逃すと次の機会はすぐには訪れないこともあります。

 

褥瘡の好発部位はもちろん、全身の皮膚状態をしっかり観察し、それをちゃんと記録として残すことが大切です。

 

訪問入浴はほとんどが派遣の看護師です。

 

毎回異なる看護師が来ますので継続看護が難しいので、次の人が見て分かる記録を心がけましょう。

 

医療行為を勝手にやってはいけない

病院にいると当たり前のように吸引したり、お風呂のついでに褥瘡の処置をしたりしますよね。

 

でもその当たり前に行っている医療行為は本来、医師の指示の下で行われている行為であるという大前提を忘れてはなりません。

 

訪問入浴は介護保険サービスの一環で、医療保険とは切り離して考えます。

 

訪問入浴に看護師が必要なのは、あくまで入浴できる健康状態であるかの判断をするためであり、その判断をするための医療行為以上のものは行ってはいけません。

 

たとえ同じ看護師であっても、医療行為は医師の指示を受けた訪問看護師が実施するというのが決まりです。

 

良かれと思ってやったことであってもそれはあなたの責任の範疇を超えるものになってしまうので、勝手に行わないようにしましょう。

 

でももちろん、急変した場合の蘇生行為はしなくてはなりません。

 

そういったことはめったにないと思いますが…

 

貴重品の管理はしっかりと

常に移動をするので、貴重品の管理や忘れ物がないかの確認は大切です。

 

訪問入浴の車は決まった曜日の決まった時間に駐車するため、車上荒らしのターゲットにされやすいようです。

 

車の中に自分の貴重品を置きっぱなしにするのは避けた方がいいでしょう。

 

職場に必要以上のお金を持っていかないというのも大切です。

 

訪問入浴の派遣はブランクのある看護師さんにもおすすめ!

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訪問入浴はとてもやりがいがあり、ブランク明けの人にも優しいお仕事と言えます。

 

単発派遣の案件であれば自分の都合に合わせて仕事が出来るので、子育てのために病院経験が浅いうちに辞めてしまったという人でも無理なく、子育ての合間にやりやすいと思います。

 

ただどこでどんな仕事をするにせよ、自分の看護師としての行為には責任を持ち、次の人が困らないような仕事の仕方は心がけたいものですね。

 

訪問入浴は一緒に回るスタッフさんたちとの連携が重要です。

 

チームワークよく仕事をするのが好きな人にも、おススメなお仕事だと思います。

 

そして何より、お風呂に浸かって気持ちよさそうに表情が緩む利用者さんのお顔や、それを見てうれしそうにするご家族の笑顔を見ているとこっちまで笑顔になれて、やって良かったなと思います。

 

そんなやりがいのある訪問入浴のお仕事に興味が湧いたら、まずは単発派遣で一度経験してみてはいかがでしょうか。