いまのわたしにできること

看護師界の憂鬱!リーダー業務を上手に楽しくこなすコツ

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さあ、いよいよあなたもリーダーデビューよ!!

そんな宣告は突然やってくるかもしれません。

 

看護師になって3年目くらいになると始まるのが、リーダー業務ですよね。

 

それまでは「困ったことがあったらまずはリーダーに相談」でよかったのが、今度はその相談される側になる。

 

自分が解決しなくてはならないわけですね。

 

責任重大なリーダー業務は誰もが憂鬱になるお仕事ですが、リーダー業務を通してまた看護師として成長できる機会でもあります。

 

それに、うまく病棟を回せるとなんだかうれしくなっちゃったりもしますよね。

 

今日はこれからリーダー業務を任される人、今任されているけれどなんだかうまくいかない人、そういった方に向けて憂鬱なリーダー業務を上手に楽しくこなすコツをご紹介していきますね。

リーダー看護師の役割

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リーダー看護師には様々な役割がありますが、主な役割を4つ押さえておきましょう!

 

病棟の司令塔

その日の業務を取り仕切る役割、これが最も重要です。

 

みんなの業務の進行状況、患者さんの状態把握、他部署との連絡などなどを行いながら常に全体像を把握し、みんなに指示を出していくわけです。

 

たとえば、今この人はこの患者さんの処置に入っていて手が空いていないけれど、こっちの人は時間が空いているはずだからこの業務はこの人にお願いしようというように、みんなの手の空き具合なんかを見ながら上手に業務を振り分けていきます。

 

医師との橋渡し

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医師からの指示を受け、受け持ちの看護師に伝達するというのも大切な役割の一つです。

 

なぜその指示が出たのか、理解できていないと正確に指示を伝えることが出来ないし、その指示が正しい指示であるのか判断できません。

 

言われたことをただそのまま、伝書鳩のように受け持ちに伝えるだけではダメなのです。

 

特に新人に指示を伝えるときには、より分かりやすく伝えてあげることも大切ですね。

 

医師の回診の介助につくのも、リーダー業務の一つとしているところも多いと思います。

 

回診の介助では、医師の話を患者さんが理解できているか確認し、補足説明をしたりすることも大切です。

 

外科の回診だと傷の処置やガーゼ交換があるので、包交車から正しい物品をタイムリーに出して医師に渡せるかというのも一つのポイントになります。

 

これは経験を積んでいかないとなかなかすぐには出来るようにはならないかもしれませんが、覚えれば出来るようになります。

 

こうした医師とスタッフ、医師と患者さんの橋渡し的存在となるのもリーダー看護師の役割の一つです。

 

他職種との連携

私が勤めていた病院の場合だと、病棟の電話はすべてリーダーが持っているPHSに転送されていて、病棟にかかってくる電話はすべてリーダーが受けていました。

 

そうするとリハビリ室から、検査室から、地域連携室から、薬局からありとあらゆる部署からの連絡が掛かってきます。

 

これらの対応をすべてリーダーが行います。

・○○さんを検査室へ。

・○○さんの薬に関してなんですが…

・○○さんのリハビリ終わったんでお迎えお願いします。

とかまぁ、いろんな電話がかかってきますよね。

 

情報共有、日程調整、時間調整、1人の患者さんを取り巻くあらゆる職種との連携を図っていきます。

 

電話の内容はすぐにメモするようにしましょう。立て続けに電話がかかってくると2つ前の電話の要件なんてすぐに忘れます(笑)

 

新人看護師の相談役

先輩のフォローも外れ、独り立ちした新人看護師にとってリーダーさんは頼れる相談役です。

 

「困ったときはリーダーに報告・相談せよ」というのは新人指導の鉄則ですよね。

 

自分がリーダーをするということは、困った新人の相談役としてアドバイスや指示をしなければなりません。

 

新人自ら相談してくる場合はそれに答えればいいですが、中には自分から困っていることを相談できず、抱え込んでしまう人もいます。

 

そういう新人の困っていることをキャッチしてあげられるよう、アンテナを張ることも必要です。

 

しばらく検温から帰ってこないとか、廊下を走り回っているなとか、焦った顔をして慌てているなとか、見ていれば自然とわかると思います。

 

そういう時に「大丈夫?」と聞くのはNGです。

 

自分から困ったことを伝えることが出来ない新人は、たとえ大丈夫じゃなくても「大丈夫です。」と答えてしまいます。

 

「今、何をしているところ?」とまず現状把握から始めましょう。

 

自分のことを気にかけてくれていると新人が感じれば、自然と困っていることを相談しやすくなります。

 

リーダー看護師の業務内容

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リーダー看護師は受け持ち看護師とは全く違う動きをします。

 

もちろん細かい業務内容は病院や施設により異なってくると思います。

 

ここでは具体的な仕事内容で代表的なものをいくつか挙げて、そのポイントと共にお伝えしていきますね。

 

情報収集

まず行わなければならないのが情報の集約です。

・前日から当日にかけて変化のあった人

・新しい治療や検査がある人

・前日や当日に手術を受けた人等を中心に情報を集めます。

 

受け持ちほどカルテを読み込む必要はありませんが、ポイントをかいつまんで情報を取ること。

 

そして、受け持ちからも報告を聞くことは大切ですが、まずは自分の目でも患者さんを見て観察しておくことは大切です。

 

時間がなくとも、せめて状態が悪くなっている人のところには足を運んで自分の目で状態を確認した方が、正確な状態把握が出来ます。

 

メンバーからの報告を受ける

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午前の検温を終えると、状態変化がある人を中心にメンバーから報告が上がってくると思います。

 

その中で医師の指示を仰ぐ必要のあるもの、他職種に相談するもの、上司に報告すべきものなどを判断します。

 

受けた報告を基に、医師や他職種との情報共有や指示の伝達を行いますが、タイムリーな報告が来ないと後々の仕事に響いてきます。

 

もしメンバーが報告しに来なければなんらか仕事が行き詰っている可能性もあるので待つのではなく、自分から声をかけたりした方がいいでしょう。

 

指示受け

指示受けはリーダーがしてから受け持ちに下すようにしてる病院と、受け持ちが指示を直接受ける病院があるかもしれませんが、ダブルチェックの意味でもリーダーがまず指示を受けている病院も多いと思います。

 

指示受けで最も重要なことはその指示がなぜ出ているのか、どんな意図があるのかを明確にしてから受けることです。

 

もし意図が分からないときは、必ず医師に確認をしましょう。

 

リーダーを始めたばかりの頃は、先生に話しかけるのさえ勇気がいるかもしれませんね。

 

でも、こんなこと聞いたら怒られないかなとか考えるより、分からない指示をそのまま伝える方がよっぽど怖いです。

 

分からないことを分からないままにしてしまうのが、一番よくありません。

 

指示を出した医師に直接確認することがベストですが、どうしてもその医師に聞くのが難しかったり、不在だったりした場合には他の医師に相談するというのでもいいと思います。

 

とにかく自分一人で抱え込まず、誰かを巻き込んで解決していきましょう。

 

申し送り

1日をようやく無事に終えられそうだと思っても、最後の難関が申し送り。

 

日勤から夜勤への引継ぎです。

 

ここでもまた、夜勤が怖ーい先輩だったりするとプレッシャー半端ないですよね。

 

大切なことは簡潔明瞭に!ということです。

 

今日起こった出来事を、まるで日記でも読むかのように全部を伝える必要はありません。

 

大事なのは今の状態と昨日や今朝との状況の違いです。更に重要なのが夜の対処法です。

 

なので、指示を受けるときにも夜のことまで考えて指示を受けるようにした方がいいですね。

 

カンファレンスの司会

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チームで1日のうちのどこかでカンファレンスを行う時間があると思いますが、その時の司会進行役を担うのもリーダー業務の一つです。

 

意見をまとめたり、もしいい意見が出なければメンバーから意見を引き出すために意見を求めたりしなくてはなりません。

 

これもまた憂鬱ですよね。

 

意見が全然でなかったりするとどうしていいか分からないし、先輩ばっかりの意見で終わってしまわないように新人からも意見を引き出さなくちゃいけなかったり。

 

大事なのは、出てきた意見に対して否定しないことだと思います。

 

否定されてしまうと次の意見を出しづらくなってしまうので、たとえ新人さんがちょっととんちんかんな意見を言ったとしても、一旦は意見を出してくれたことを認めたうえで、こういう考え方はどうだろうかという提案をすると次の意見につながりやすくなります。

 

リーダー看護師に求められているものとは

あぁ、なんだかリーダー業務って大変そうだぞ…とため息が出てしまいそうですよね。

 

そんなリーダー看護師に求められるものとはいったい何でしょうか。

 

リーダーシップ

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当たり前だと思われるかもしれませんが、まずはみんなをまとめて指示を出す統率力が大切です。

 

メンバーの中にはあなたよりもずっと経験豊富な年上の先輩もいるでしょう。

 

そういう人にも臆せず指示を出し、動いてもらわなければなりません。

 

これが案外難しいんですよね。最初のころ、最も悩むところかもしれません。

 

でもリーダーが自信なさそうにしてたら誰もついて行きません。

 

自信を持って先輩であってもこれはお願いしますって言い切っちゃった方がいいと思います。

 

コミュニケーション能力

リーダーは看護師同士だけでなく、医師やそのほかの他職種たちとも連携していく役割が大きくなります。

 

そういった様々な職種の人たちと上手く連携をしていくためには相手に伝わりやすいように話すこと、相手の話をよく聞くことが大切です。

 

まずは大事なことは復唱する、メモを取るなど基本的なことからやっていきましょう。

 

笑顔

え?って思われるかもしれないんですけどね、これも大事だと思うんですよ。

 

リーダーって情報が集約する場所ですからね、かなり忙しいです。

 

先生からは「リーダーさん○○さんの処置したいんだけど誰か介助入ってよ。」とか気軽に言われ、電話は鳴りやまないし、新人は困った顔してこちらを見ている。

 

そんな時、忙しさのあまり今話しかけんなよオーラを放ってしまいたくなりますよね。

 

でも、リーダーがそうやって話しかけづらい顔をしていると仕事は回らなくなってしまいます。

 

新人さんは「リーダーさん今忙しそうだから、報告は後にした方がいいかな…」なんて考えて去って行ってしまいます。

 

そうなると必然的にみんなの仕事が後回しになり、結果仲良く残業です。

 

効率よく仕事を回すためにも、まずは笑顔で対応することは大切だと思います。

 

それにどんなに忙しくて自分に余裕がなくても、無理やりでも笑ってみると少し自分の心にもゆとりが出てくるものです。

 

リーダー業務を上手にこなすには

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少しずつポイントを交えながらリーダー業務についてご紹介してきました。

 

なんとなく、大変そうだということは分かったぞといったところでしょうか。

 

ではここで、リーダー業務を上手にこなすコツを3つお届けいたします。

 

情報の管理

リーダーは情報が命。情報管理をする上でおススメなのは付箋を活用する方法です。

 

自分宛てにやらなくてはいけないこと、確認しなくてはいけないことなどどんどん付箋に書いて自分の作業スペースや情報収集した用紙などに貼って終わったら捨てる。

 

先生から受けた指示をメンバーに伝えるときも付箋は大活躍です。

 

紙に書いた方が絶対忘れないですし、情報も確かです。付箋であればどっかにいっちゃったという事も防げます。

 

また、効率よく情報を受け取るというのも大事です。

 

タイムリーに報告を受けて医師に伝えないと、指示受けまでに時間が掛かってしまったりして結果、必要な処置を患者さんに行うのが遅くなってしまいます。

 

それは一つ間違えれば患者さんに不利益をもたらすことにもなりかねないですし、そうならないことであっても業務時間内に仕事が終わらず、結果残業を増やすことにつながります。

 

コミュニケーション

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必要なスキルとしてもお伝えしましたが、上手にリーダー業務をこなすためにはやはり大事なのがコミュニケーションなんです。

 

それはリーダー業務をしているときだけではありません。

 

普段からみんなとよくコミュニケーションをとるようにすることで、いざリーダー業務をやるときにスムーズにできるんです。

 

看護師同士ももちろんですが、他職種とも同じです。

 

話をしていれば、何かちょっとしたことを聞きたいなと思ったときにも躊躇なく連絡することが出来るようになるはずです。

 

こんなこと聞いたらまずいかな、これはこの人に言ってもいいのかな、そんなふうに思いながら人に連絡するのってストレスだし、やっぱりためらっちゃう。

 

自分の仕事を楽にスムーズに行うために日頃からのコミュニケーションを大事にするというのも必要だと思います。

 

時間の管理

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情報の管理と並んで大切なのが時間の管理。

 

時間通りに業務がみんな進んでいるのか、お昼休憩は取れているのか、残業になりそうな人はいないか、そういったことを把握しうまく業務調整することができると、みんなからあの人がリーダーやるとやりやすいなと思ってもらえます。

 

特に新人や経験の浅い看護師は時間管理が苦手です。

 

一生懸命やっている間に、気が付いたらこんなに時間が過ぎていた!なんてことはしょっちゅうあります。

 

しばらくナースステーションに帰ってこない新人がいたら、様子を見に行くなどすると仕事が溜まり過ぎないうちにキャッチすることが出来ると思います。

 

リーダー業務を楽しくこなすには

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リーダー業務は忙しいし、責任重大だしとにかく憂鬱でしかない!

 

そう思っているあなたに、リーダー業務を楽しくこなしてもらうために、ちょっと発想の転換を提案したいと思います。

 

リーダーはその日の主役

リーダーの采配次第で業務の効率が変わるなんて、プレッシャーが半端ない!

 

そんな時は、ちょっと考え方を変えてみましょう。

 

日勤リーダーとなったあなたは今日その病棟の主役です。

 

あなたは今日、誰よりも目立って輝いています。

 

さぁ、思う存分あなたの存在をアピールしましょう。

 

主役なんて柄じゃないなんて言わないで。

 

時には華々しいスポットライトを浴びてみるのもいいのでは?

 

リーダーって目立つんですよね、どうしても。

 

上司からも評価を受けやすいし、先生たちの中にはリーダーをやるようになってやっと看護師の顔と名前を覚えるってくらいの人もいますから。

 

目立つのは嫌だと感じる人もいると思いますが、せっかくだったら今日は自分が主役なんだって自信を持って仕事をした方が楽しいと思うんですが、いかがでしょうか。

 

お願い上手になろう

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指示を出すんだって思うとプレッシャーに感じてしまうのであれば、お願い上手になったらいいと思います。

 

上手にお願いするためにはいろいろコツがあると思いますが、先輩とか目上の人にお願いするときには私、困っていますアピールが効果的だと思います。

 

困っているから助けてください!って感じにお願いすると「仕方ないなぁ」って協力してくれる人、多いと思います。

 

先生には‘先生にしか頼めない攻撃‘が有効かと思います。

 

「○○先生にしかこんな事頼めないんだけど」なんて前置きすると、自分の能力を認められてる感も出るし、特別感もあって聞いてもらいやすくなる気がします。

 

でも変な勘違いをされないように気を付けてくださいね(笑)

 

後輩へのお願い事は少し気を付けましょう。

 

後輩は先輩からの頼まれごとは断りにくいと感じます。

 

たとえ自分の仕事が終わってなくても頼まれると断れず、抱え込んでしまいがちです。

 

本当にこの後輩に頼んで大丈夫かどうかの見極めが大切です。

 

指示受けは成長のチャンス!

指示受けでミスをしないか不安ですってよく聞きますが、確かに先生からの指示を見落としていたりとか、間違った指示をそのまま受けてしまわないかって不安になるものですよね。

 

でも、なぜこの指示が出たんだろうと考えたり、指示の確認のために先生と話をすることは自分の成長にもつながります。

 

なんとなく近寄りがたかった先生も、話をしてみれば印象が変わるかもしれません。

 

それに先生から得られる知識って、参考書には載ってないようなこともたくさんあります。

 

指示の意味が分かれば、治療のことも深く理解することが出来るし、自分の看護にも活かせます

 

それに、完璧を目指さなくていいんです。

 

もちろんミスはない方がいいに決まっています。

 

でも自分ですべて背負わなくても看護はチームで行うものです。

 

リーダーであっても自分で判断が迷うものは、ベテランの先輩に相談する等していきましょう。

 

おわりに

リーダー業務にはある程度慣れが必要だと思います。

 

始めたての時は大体みんな自分には向いていない、荷が重いと感じます。

 

でも慣れてくればうまく病棟を回せるようになってきます。

 

またリーダーをすることで、視野も広がり受け持ち看護師がどういう動きをしたらよりチームワークよく働けるのかということも分かってきます。

 

さぁ、あなたもリーダーデビューをして看護師としてのスキルにまた磨きをかけていきましょう。