いまのわたしにできること

看護師だって独立できる!私の起業体験記【訪問介護】

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看護師にはいろんな働き方があります。

 

常勤、非常勤、派遣、単発、病院や施設、企業に学校。

 

様々な場所でいろんな形態で働くことが可能なのが、看護師という職業の大きな魅力の一つです。

 

ただ、ここで忘れられがちなのが、起業という選択です。

 

そう、看護師は独立して事業所を作ることもできるんです。

 

自分の目指す看護、自分で作る働きやすい環境、そういったものを一から作っていくって大変だけど、とてもやりがいのある働き方の一つですよね。

 

私Yukiも今、起業の真っ最中です。

 

私が立ち上げるのは訪問看護、ではなく訪問介護です。

 

現在進行形で起業に挑戦している私から、今までの経緯やどうやったら起業できるのかというノウハウも少しご紹介したいと思います。

起業のきっかけ

私が起業することになったのは、自分で一念発起したというわけではありません。

 

私の主人が脱サラして、会社を起こしたいと言い出したからでした。

 

主人は普通の一般企業に勤める営業マンで、医療や介護の世界とは無縁の人でした。

 

でも、自分が今までやって来た仕事に将来性を感じられず、せっかく自分で会社を起こして何かをするなら、自分が住んでいる地域で人の役に立つ仕事がいいと考え、妻である私が看護師だったので、介護なら自分にも出来るんじゃないか、そう考えたようです。

 

私もその時は専業主婦で仕事もしていなかったですし、主人が介護で起業をするのであれば力になれるし、一緒にやってみようかということで介護の仕事に夫婦で挑戦することになりました。

 

なぜ訪問介護なのか

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最初に私たちが考えたのは、デイサービスでした。

 

私がその時デイサービスで単発派遣をやっていたこともあり、デイサービスであれば主人が経営して、私が看護師として体調管理を行うという役割分担がはっきり見えたので出来そうかなというイメージを持っていました。

 

とはいえ、素人同然の私たちに会社を作るノウハウもなければ、デイサービスを立ち上げるノウハウもありません。さて、どうするか。

 

一から勉強するという手もありますが、もっと手っ取り早い方法があります。

 

それは、フランチャイズに加盟するという手段です。フランチャイズ契約を結ぶと、親会社子会社というような上下関係はありません

 

対等な立場で私たちはノウハウをもらい、その対価として加盟金とロイヤリティーを支払うというものです。

 

もちろん、いくつか制約はあります。

 

でも基本的には別の会社なので、給料設定も自分たちで決めていいし、会社としての約束事は独自に決定できます。

 

介護関連のフランチャイズ事業を展開している会社はいくつかあります。

 

その中で、デイサービスに力を入れている会社を3つ選んで話を聞きました。

 

そこで分かったことは、デイサービスは思っていた以上に資金が必要であるということと、開業までに時間が半年以上かかるということです。

 

最近また法律がかわり、デイサービスの事業所にはスプリンクラーの設置が義務付けられました。

 

このスプリンクラーの設置には、高級車1台分くらいのお金が掛かります。

 

設備に掛ける初期投資がかなりかさむということがわかり、自分たちの貯金などと相談した結果、訪問介護から始めて資本を増やし、それからデイサービスにチャレンジしようということになりました。

 

こうして私たちは、フランチャイズの力を借りて訪問介護の事業所を立ち上げることを決意いたしました。

 

起業のためにやったこと

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普通、個人の人が独立して仕事をするとき、必ずしも法人を立ち上げる必要はなく、個人事業主として仕事を請け負うということが可能です。

 

そのほうが、お金もかからずに仕事を始めることが出来ます。

 

ですが介護関連、または訪問看護もそうですが、訪問であろうと通所であろうと事業所を作るときには必ず法人を立ち上げる必要があります

 

そうでないと事業所として都道府県から認可が下りないからです。

 

法人設立に関して

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法人の会社を設立するのには、6万円から20万円程度のお金が掛かります。そして必要な手続きが色々あります。

 

まず、定款というこの会社は何をする会社なのかという決まりを作ったり、法人設立届出書などの約20種類もの書類を作成して、法務局などに出向かないといけません。

 

私たちも一応は本を買って勉強をしましたが、それでもやっぱり複雑すぎてよくわかりません。

 

なので、フランチャイズの強みを生かし、経営コンサルタントの人を紹介してもらい、会社の設立手続きはほとんどその方にやってもらいました。

 

もちろん、そういった専門家にお任せすると手数料がかかります。

 

ですが、自分でそこを四苦八苦して時間と労力を費やすより多少のお金を支払ってでもその時間と労力を別のことに使えた方がずっと有効活用できると私たちは考えました。

 

それに専門家に任せた方がずっと早いですしね。ちなみに、その手数料は数万円です。

 

私たちは経営コンサルタントに依頼しましたが、他にも税理士、行政書士、公認会計士、社会保険労務士などなどの専門職が会社の設立前後で力になってくれます。

 

従業員を雇うために

会社を設立してからも、まだいろいろやらなくてはならないことがあります。

 

たとえば、従業員を雇ったとしたらその人の社会保険や雇用保険の手続き、就業規則や労務規程等の作成など、作るべき書類も山ほど。

 

介護の事業所の場合、就業規則をちゃんと作ってあると国から助成金がもらえるという制度もあったりするので、就業規則はしっかり作っておきたいところ。

 

でも、自分たちでそれを一から作るのってどうしたらいいのか、さっぱり分かりません。

 

ということで、ここでもまたフランチャイズの強みを生かし、今度は社会保険労務士の方を紹介してもらいました。

 

何度か打ち合わせを行い、就業規則や従業員の社会保険の手続きも行ってもらいましたし、雇用契約書などの書類も作成してもらいました。

 

こういった専門的なところを専門家にお任せできると、私たちは介護の仕事のことに専念できるので本当に楽です。

 

事業所を作るノウハウをもらう

会社が設立できて会社としての環境も整えてもらっても、肝心の介護の経験も訪問の経験もない私たちには、まだ事業所を作るだけのノウハウがありません。

 

そこでいよいよ、フランチャイズの真の力が発揮されます。

 

研修に行って訪問介護とはというところから教えてもらい、使っている書類なども全部そのまま使わせてもらえます。

 

求人広告を打つための広告代理店の人も紹介してもらい、事業所として使う物件探しも一緒にやってくれました。

 

つまり、自分たちで一から勉強して頑張らなくても、起業することは出来るのです。

 

何もわからない状態からでもいろんな専門家の力を借りたり、そういった起業を応援してくれる会社を活用することで、そういう知識を持たない人でも起業することはできます。

 

私たちは今回フランチャイズを選択しましたが、フランチャイズではなく起業支援という形で、最初の立上げのところだけ完全バックアップしてくれるというスタイルの会社もあります。

 

そういうところだと毎月のロイヤリティの支払いもないので、最初の立上げだけを見てもらえればいいという考えの人にはぴったりですよね。

 

何が大変だったか

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何から何まで専門家やフランチャイズの力を借りてここまで来た私たちですが、それでもそれなりに大変でした。

 

人材確保

会社を立ち上げるとか、ものを揃えるとかってことはお金があれば何とかなります。

 

でも人材の確保はお金だけでは解決しません。これはもう巡り合い、運次第なところもあります。

 

いくら広告を打ってみても自分たちが望んでいるような人が必ず応募してきてくれるとは限りません。

 

全く応募が来ないということもありますし、来たと思ったらドタキャンされるとかそれはそれはいろんな人がおりまして…。

 

自分の努力だけではどうにもならないところなので、どうにも歯がゆい思いをしましたし、今も苦戦中です。

 

全てが初めてで、何が正解かわからない

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慣れないことの連続はまず疲れます。また、全てが手探りでやっているので、これでいいのかがよくわかりません。

 

そしてあとから、あれもやらなくちゃこれもやらなくちゃが必ず出てきます。なかなか自分の思う通りにはいきません。

 

一番思う通りに行かないのは、やっぱり人材確保のところなんですけど。

 

先が見えていないような不安感は常にありますね。

 

病院での看護の経験は嫌というほどありますが、在宅でしかも介護となるとまた話は違ってきます。

 

もちろん自分の看護師という免許もとても役には立ちますが、それだけでは通用しない部分もあります。

 

介護保険のルールは複雑で、そういうところを覚えるのも大変でした。

 

資金の確保

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やはり、ある程度の貯金は必要だと思います。

 

会社を回していくためのお金は融資を受けることも可能ですが、忘れてはならないのが利益が出るまでの自分の生活費です。

 

1人であればそれほどでもないかもしれませんが、家族を養っているとなれば相当な額が月々掛かってくると思います。

 

私たちも実際月々どのくらいかかっているのかそれまで家計簿もつけたことがなく、ざっくりとしか把握していなかったので、改めて生活費としてどれくらいかかるのか計算してみて愕然としました。

 

まずは、冷静なシミュレーションが重要だと思います。

 

勢いだけで起業を始めてしまうとせっかくの事業がすぐに立ち行かなくなって、破産ということになっては大変です。

 

これからの展望

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私の場合、看護師としては珍しい介護での起業でしたが、訪問看護で独立を目指す場合でも、これからの社会では2025年問題という問題が待ち構えています。

 

これは団塊の世代の人たちが、75歳以上の後期高齢者に差し掛かる年の医療介護不足の問題です。

 

これからますます働き手の人口は減少し、介護や医療を必要とする人が増えていきます。

 

こうした動向の中では、病院ですべてをまかなうのには限界があり、更に在宅での療法を勧める動きは加速していくと思われます。

 

その中で、地域での在宅療養の担い手である訪問介護、あるいは訪問看護の需要は益々増える一方になります。

 

特に、早期退院が推奨されるようになり、胃婁やバルンカテーテルを装着した状態での自宅療養など、医療的処置を必要とする在宅療養の人が増えていきます。

 

そうすれば訪問看護の需要はもっと増えて行くと思われますし、実際どんどん増えています。

 

介護保険や医療保険の制度の中で行うこの事業は、国から報酬をもらうのがほとんどなので、安定した利益が見込めるため他の事業に比べ、比較的運営しやすい事業であると言えます。

 

また、今後もますます需要は増える一方なので、いい人材さえ確保できれば安定した営業を行うことが出来ると思います。

 

おわりに

起業をするって、とてもエネルギーが必要で1人でやろうと思うととても大変です。

 

すべてを一人でやることにこだわらず、専門家の協力も得てやっていくべきだと思います。

 

私たちも、とてもたくさんの人たちに支えられてここまで来ました。

 

自分たちだけではとてもここまでたどり着かなかったと思います。それでもここまで来るのに半年かかりました。

 

起業を目指すのであれば、まずは利益が出るまでの間の自分の生活費も含めた資金をイメージして確保しておくことが必要だと思います。

 

起業には夢があってやりがいがあります。

 

自分には出来ないと決めつけず、いろんな人の手を借りればきっと成し遂げられると思うので諦めず、夢を追いかけてみてはどうでしょうか。